山崎蝋型工芸

| 仕上 | 鋳造 |

山崎蝋型工芸

お仕事内容や、強みを教えてください。
古来より伝わる蝋型鋳造法で、仏具・茶道具をはじめ金属工芸品の製作や文化財の復元などもしております。屋号の天諸時傳は、浄土真宗本願寺派の具足の中でも、最高級品とされています。どのようなオーダーメイドにも、対応しております。
携わられているお仕事の魅力は何でしょうか。
蝋型鋳造とは、毎回蝋で形を手造りしますので、唯一無二で世界に一つの製品が出来ます。
これまでで一番印象的なお仕事(商品)は何でしょうか。
西本願寺、蓮如上人五百回遠忌法要に九具足を製作しました。

伝統技法紹介

  • 中子造り

    挽型を作り鉄心に縄を巻きもみ殻と粘土を混ぜた土を付け乾かした後に、荒真土・細真土と重ね付け中子が出来ます。

  • 蝋型工程

    中子に地紋板に押し伸ばした厚さ3ミリ程度の蝋を貼ります。蝋は、松ヤニ・蜜蝋・木蝋を混ぜた物です。
    季節により、木蝋の配合を変えます。最近は、松ヤニがないので、中国ロジンを代わりに使っております。
    丸物は、挽型に回しながら、溶かしたパラフィンをかけて付けます。
    蝋が貼れた後に、和紙を混ぜた細真土を薄く付けていき、乾いた後に荒土を二層付け乾いた後に、芯棒と縄を抜き、鋳型が出来ます。

  • 鋳造工程

    鋳型を窯に並べ、レンガで囲い、松炭で脱蝋し、松の薪で型を900度くらいまで焼きます。
    焼けた鋳型を、窯から取り出し、型の中が黒くなるまで待ち、溶かした金属を流し込みます。
    型の大きさや、厚み、金属の種類により、流し込むタイミングは違います。
    流し終わった後に、型を割り鋳物を取り出します。

  • 仕上げ工程

    鋳肌を、ヤスリ・キサゲ・砥石・研炭などで仕上げます。
    円柱の製品は、ロクロを使い仕上げます。

山崎蝋型工芸

〒601-8204 京都市南区久世東土川町164
TEL:075-921-4866 FAX:075-921-4866
https://www.yamazaki-crafts.com

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