私たちについて
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1000℃以上に溶かした金属を鋳型(いがた)という型に流し入れ、かたちをつくる成形方法。金属の溶け具合や鋳型の温度、外の気温や湿度などを見極めながら作業が行われる。
おりんとは読経の合間などに叩き、音を出すお碗型の仏具。金属の響きが共鳴する澄んだ音色はひとつずつ異なり、人々の邪念を払うといわれている。
製品の表面に鏨(たがね)といわれる鉄の先端を削った道具を当て、金づちで叩いて、彫りを入れる金属の加工方法。1mm単位の細かい線も多く、鏨を使い分けながら立体的な文様が施される。
お寺で使用される花生け(花瓶)。薄い金属面から文様を彫り出すのは熟練の技で、刃先への力の入れ具合など線一本一本に意識が注がれる。
削りが終わった製品に下地を塗り、一定の温度を加えながら漆を焼き付けるなど、着色する金属の性質に合わせた方法で色付けを行う。金属の着色は、地金の配合によって色が変わるため、完成を想像しながら工程や方法を選ぶ。
「鉄漿(おはぐろ)」と呼ばれる鉄のサビで着色された香炉。完成時が最も美しい塗料に対し、金属を活かしたこれらの着色は時間が経つほどに艶や味わいが出る。